ざっくり仮組みして、アヤの取り方などのまちがいがないか確認したら、じっくりバランスを取っていきます。
正しい手順があるのかどうかわかりませんが、自分の場合は、
1。縦ぶれ取り
2。センター出し
3。テンション上げる
4。横ぶれ取り
の流れでやります。
1と2はスポークが緩い状態(テンションメータでようやく計れるぐらい、目盛り5程度)でやっておくとあとがラクです。プッシュとプルのバランスもこの時点で取っておきます。スカスカなスポークが1本もなく、でも全体にはまだ緩いぐらいで。
リムの精度が悪くなければ、この時点で回してみるともうほとんど横ぶれはありません。
・・・あとはテンションを上げていくだけです。テンションメータは絶対にあったほうが良いです。
今回組んだのは後輪なので、フリー側と反フリー側とで倍ぐらいテンションに差があります。
スポークはフリー側2.0mmストレート、反フリー側は2.0/1.8mmのバテッド。100kgf/50kgfぐらいまでは、ニップル回し1/4ずつの回転で上げていって、そこから先は1/8,1/16と小刻みにしていきます。
スポークが捩じれてしまうと、ニップルを回しても張りが上がらないので、プライヤーでスポークを挟んで捩じれないようにしてから、ニップルを回すようにしています(一番上の写真参照、スポークの塗膜を傷つけないようゴムで保護)。
軽量狙いではないので、ニップルはブラス。アルミと違ってお気楽です。締めたり緩めたり。気が済むまで横ぶれを取って、満足満足〜(^^)。
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